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2015年4月20日 (月)

事故対応

企業と打ち合わせの為、夜、バイクで大学に向かう途中で車2台の
衝突事故現場に遭遇。警察・消防が来ていないので、
事故直後と思われる。
白い車の1名は車外に立って、黒い車の1名は車内に座っている。
バイクを止めて、近寄り「大丈夫ですか?」と声をかけると、
両名とも大丈夫と返事をする。会議に遅れるのやだなぁ、と
思ったが、事故当事者だけで、事故対応が適切にできるか
少々不安だったので、歩道より観察(写真はその時のもの)。
少しすると、黒車の人が自分でシートを倒して横になり始めた。
救急車のサイレンも聞こえないので、しょうがないので、
お手伝いを決意、安全屋モードに。JIS B 9700:2013の危険源
リストに準じて危険事象抽出と対応開始。
1.機械的危険源:車両状態安定確認。2次交通事故回避のため
ハザードランプ、発煙筒設置。
2.電気的危険源:ハイブリットカーで無いので、車両に触ってもOKと判断。電気回路短絡による発火は常に監視。
3.熱的危険源:エンジン、排気管の高音部は触る必要無いので無視。
4.騒音の危険源:音声会話が困難な騒音はないため無視。
5.振動の危険源、6.放射の危険源:該当なしと判断し無視。
7.材料の危険源:乗用車のため危険物積載無しと判断。エンジンオイル漏れ有。ガソリン漏れは無し。発煙筒は万が一のガソリン漏れを考慮し、路面傾斜上部に設置。黒い車の人が出血有、感染防止のため、ティッシュペーパー厚くしたもの越しに対象者に接触。
8.人間工学(医療措置):白い車の人は意識もはっきりして保険会社等に電話を始めたので無視(今思うと、歩道に座らせた方が良かったかも)。黒い車の人はシートに頭を押させて横たわっている。「気分が悪い、貧血みたいだ。後頭部から血が出ているようだ」という。エアバックが破裂しており、頸椎損傷の可能性もあるので、動かすことはせず、その場でシムズ体位を取らせ(本人が自然にとっていた体位を微修正)、怪我の状況を本人に説明し(後頭部以外に出血はない、出血量は服が1cmx5cmぐらい濡れる程度で、圧迫止血(本人が自然にやっていた)でそのうち止まるだろう、車の変形は少なく挟まれた身体箇所は無い)、もうすぐ救急車が来るからと言って落ち着かせる。
9.環境の危険源:気温は15度程度、風もなく、普通の服装でそれほど寒くないので、無視。
10.組合せの危険源:該当なしで無視。
一通り、緊急対応が終わったので、来るであろう救急車と要救助者の間のストレッチャーの動線をチェック、障害物なしを確認。
要救助者の様子を経過観察しながら、突っ込んでくる車が来ないよう、周囲に手を振って注意喚起(万が一突っ込んで来たら、自分がどこに逃げるかは計画済)。自分のバイクを移動して、バイクのライトで更に注意喚起も考えたが、街頭でそこそこ明るい現場であり、バイクを現場に入れると事後原因調査の混乱の原因になると考え、バイクは歩道に置いたままにした。
しばらくして救急車、消防、警察が来た。ものの数分で、赤色灯等で現場の安全を確保、要救助車を救急車で搬送。すばやいけど、安心感を与える落ち着いた作業は、さすがプロ。私は撤収し大学へ。安全を学び始めてから、これで病人2件+交通事故3件を現場で緊急対応、いつも後で「こうしておけばよかった」と反省。安全屋として精進せねば。

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