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2011年1月 1日 (土)

ドイツの産学連携とGPS(つれづれなるままに)

ドイツの産学連携活動を調査しているとよく、GPS Gesellschaft für Produktionssysteme GmbH(http://www.gps-stuttgart.de/)という会社がプロジェクトに参加している。GPS(Global Positioning System)とは何も関係ないプロジェクトでも、GPS社が参加している。なんでかなぁ、と思って調べると、この会社はEUプロジェクト等大きなプロジェクトのマネジメントを請け負う会社で有ることが分かった。日本では、大きな国プロを取ると、1年の1/3は書類書きに取られ研究どころではなくなってしまうという、悲しい現実がある。GPSみたいな会社が日本であったら、書類書きの時間が減り、研究時間が確保できるのでは、と期待してしまう。ドイツの産学連携では、フラウンホッファー研究所の支部が専門ごとに、ドイツ全土の色々な大学の、それも敷地内にあり、人的交流も、学生の派遣も含め、非常に密に実施されており、多様な分野を研究開発をドイツ全土で実施している(産業ロボ系はシュツツガルト、知能ロボ系はボン、材料はダルムシュタット等)。日本の国研は関東(東京、筑波)に集中しており、地方大学の伝統に基づく特色ある研究成果を、国研がスムーズに引き継ぐ体制になっていない。国の一極集中体制の弊害が、こんなところにも出ています。明治維新後の日本の国のシステム作りは欧米のパクリであり、自ら汗を流して作り上げてきた欧米との深みの差が、こんなところにも出ています。日本あった産学連携体制を、是非、これから作りましょう。そして、アジア流の産学連携体制の基盤として発し出来ればと思っています。

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